3月30日(月)のストップ高銘柄9本の中で、明日も強そうだと見ているBEST5はこの順です。今日は日経平均が -1,487円 と大幅安で、東証プライムは 上昇85・下落1436 の全面安に近い地合いでした。その中でS高を維持した銘柄は、需給面でかなり目立っています。

1位 W TOKYO(9159)
SBIホールディングスとの資本業務提携が材料で、引けはストップ高配分、しかも取引時間内に売買成立せず1万1700株の買い注文残でした。材料が「単なる思惑」ではなく、資本提携+中長期の事業シナジーまで示されているので、翌日も買いが継続しやすいタイプです。5銘柄の中ではいちばん継続性が高そうです。
2位 ライトアップ(6580)
こちらも引けはストップ高配分で、1万9000株の買い注文残。不正受給指南報道に対して、内部調査速報版で法令違反や「助成金詐取」とまでは評価できないとされたことで、悪材料修正の買い戻しが一気に入った形です。需給はかなり強い一方、まだ最終版報告書が4月前半予定なので、上にも下にも振れやすい点は注意ですが、明日1日だけの強さなら上位評価です。
3位 AMI/アドバンスト・メディア(3773)
通期最終利益の上方修正、増配、自社株買いの3点セットで、材料の質はかなり良いです。特に自社株買いは上限250万株・発行済み株式の15.96%、総額30億円と大きく、需給を締めやすい内容です。ストップ高銘柄の中では、テーマ先行より業績・株主還元の裏付けが強いので、翌日も資金が残りやすいと見ます。
4位 イーレックス(9517)
今日は再エネ関連に資金が向かった地合いの中心格で、トレーダーズ・ウェブもエネルギー調達懸念から再生可能エネルギー関連に資金が向かったと伝えています。加えて会社側では3月16日に系統用蓄電池第1号案件の試運転開始を公表しており、テーマだけでなく事業進展の裏付けもあります。プライム市場銘柄で資金が入りやすい点も強みです。
5位 住石HD(1514)
今日は一時ストップ高で、しかも前日もストップ高。前の上昇要因としては、豪州ワンボ炭鉱からの配当金受領があり、そこに本日は石炭火力の稼働率引き上げ表明という政策思惑が重なりました。継続人気の形になっているので、短期資金はまだ入りやすそうです。ただし、W TOKYOやAMIほど材料の「新規性」は高くないので5位評価にしました。
見方としては、
本命は W TOKYO、ライトアップ、AMI。
テーマ継続枠が イーレックス、住石HD です。
逆に、ファンデリー、バナーズ、アミタHD、太平洋興発は候補には入るものの、今日時点では上の5銘柄より材料の強さや需給の持続性で一段落ちると見ています。アミタHDは政策思惑が追い風ですが、材料の鮮度は3月26日報道ベースです。太平洋興発は石炭関連で強い一方、住石HDのほうが継続物色の中心として見やすいです。
明日の寄り前に1つだけ見るなら、「寄り前気配でまだ買いが張り付くか」です。特に W TOKYO と ライトアップ が再び買い気配主導なら、短期資金の継続性を確認しやすいです。もちろん、これは値幅取り目線の話で、材料の確度だけなら AMI がいちばん落ち着いて見やすいです。
「GUでも追っていい順」と、「寄り天になりやすい順」
前提として、3月30日(月)の引け時点では W TOKYO とライトアップがストップ高配分、イーレックスはストップ高引け、住石HDと太平洋興発は一時ストップ高 でした。全体地合いがかなり弱い日に残った強さなので、明日もこの並びは重要です。
GUでも追っていい順
1位 W TOKYO(9159)
いちばん素直です。SBIとの資本業務提携という材料が明快で、単発の煽りではなく中期ストーリーを作りやすい内容です。しかも30日は寄りから買い気配を切り上げる強い初動で、引けまで人気が続きました。明日も高く始まってなお資金が残りやすいのはこの銘柄だと見ます。
2位 AMI/アドバンスト・メディア(3773)
この銘柄は値幅取りというより、業績上方修正・増配・自社株買いという王道材料で買われています。ストップ高銘柄の中では、翌日に利益確定が出ても押し目買いが入りやすいタイプです。GUしても比較的崩れにくい候補として2位です。
3位 イーレックス(9517)
エネルギー不安やGX関連の流れの中で、30日はエネルギー関連の伏兵として頭角という見られ方でした。テーマ株ですが、当日はストップ高で引けたため、短期資金の継続は十分ありえます。明日もセクター物色が続くなら上を試しやすいです。
4位 ライトアップ(6580)
強さ自体は非常に高いです。30日は内部調査速報版の開示を受けて買い戻し主導でストップ高買い気配となりました。
ただし、これは悪材料修正型なので、GUして始まると利食いも早い可能性があります。寄り後の値持ち確認が必要です。高く始まっても、前場で押し返されないことが条件です。
5位 住石HD(1514)
前日もストップ高、30日も一時ストップ高で、短期資金の回転はまだ効いています。石炭関連の連想が続けば上振れ余地はあります。
ただ、材料の新規性や明快さでは上の4銘柄に少し劣るので、「GUを追う」なら5位です。
寄り天になりやすい順
1位 ライトアップ(6580)
いちばん警戒です。30日の上昇は、業績拡大ではなく疑義をいったん打ち返したことによる買い戻しの色が強いです。最終版報告書はまだ先で、明日さらに高く始まると短期筋が利益確定しやすいです。材料の性質上、上にも行けますが急反落リスクも最も高いです。
2位 住石HD(1514)
連続で大きく走っているぶん、短期筋の回転売買が増えやすい位置です。前日もストップ高、30日も一時ストップ高という形は強い一方、すでにかなり見つかっている人気株でもあります。GU幅が大きいと失速しやすいです。
3位 イーレックス(9517)
テーマ性は強いですが、地合いやニュースフロー次第で資金の向きが変わりやすいです。明日もエネルギー株全体が買われるなら強い一方、セクター循環が止まると寄り高になりやすいです。
4位 W TOKYO(9159)
本命格ですが、逆に言うと人気が集中しやすいので、寄り付きが高すぎる場合だけ注意です。ただ、材料の筋はかなり良いので、寄り天候補の中では下位です。
5位 AMI(3773)
この5本では最も寄り天になりにくいと見ます。理由は、買い材料が業績・配当・自社株買いで、短期の思惑だけではないからです。高く始まっても比較的需給が安定しやすいです。
明日の実戦向けに一言でまとめると、
強気で行く順は W TOKYO → AMI → イーレックス → ライトアップ → 住石HD、
寄り天警戒順は ライトアップ → 住石HD → イーレックス → W TOKYO → AMI です。これは30日の値動きと材料をもとにした推定です。
明日の板を見るなら、
寄り前気配が強くても「特買い維持できるか」なら W TOKYO、
GU後の押しを拾うなら AMI、
一番慎重に扱うのは ライトアップ、この整理です。これは上の材料の質と値動きの癖からの判断です。


